感染予防

院内感染予防システム

先日歯科医院のタービン(歯を削る機器)を滅菌せず再利用している歯科医院が7割・・・との報道がありました。
歯科治療で使用する器具がきちんと滅菌・消毒されておらず、院内感染する可能性がある病気が多い事が指摘されています。
治療器具の滅菌・消毒が不十分だと、B型肝炎・C型肝炎・HIVなどに感染する可能性が高くなります。
当院では、治療器具はもちろんのこと、唾液や血液が触れる可能性の器具にたいしても徹底して滅菌・殺菌処理をしております

タービン(歯を削る機器)は、患者様ごとに交換出来る様に、本数を多く準備しております。
当然のことですが、使用した手袋・紙トレー・紙コップ・エプロンなどは患者様ごとに変え、ディスポーザブルのものを使用しております。

当医院の滅菌設備

オートクレーブ滅菌器(高圧蒸気滅菌器)

オートクレーブ滅菌は、温度と圧力の飽和水蒸気を作り、加熱することで微生物殺菌する装置です。
日本薬局方では、空気をできるだけ排除し、飽和水蒸気で満たされるとのもとで、滅菌条件を115℃で30分・121℃で20分・126℃で15分としています。
当院では、134℃で10分で運転しております。

超音波洗浄機

超音波(通常15~400kHz)を用いて洗浄する器具です。
専用の薬液にて予備洗浄しております。

紫外線滅菌器

紫外線滅菌器に保管する事により、オートクレーブで滅菌した器具をそのままの状態で保管出来ます。

歯を削るタービンや超音波スケーラー・コントラ・ストレートは外部洗浄後プチクレープで滅菌を使用します。
消毒、滅菌に時間がかかる為、本数をたくさん用意しております。

消毒液を満たした超音波洗浄機で洗浄後、滅菌パックにパッキングをしてオートクレーブ滅菌をしています。