千葉市でおすすめ評判の歯医者・ブライト歯科・矯正歯科クリニックの口コミ・評判
ブライト歯科・矯正歯科クリニックからのメッセージ

 お口のケアは健康管理の出発点です。

私たちはご来院いただく皆様に
生涯にわたり、味わう、話す、笑うといった人間らしいいとなみを楽しみながら、豊かな人生を過ごしていただきたいと願っています。
そして、それぞれのライフステージに応じた適切な治療と口腔ケアの提供を通じて、末永く歯とお口の健康を維持できるようお手伝いすることが役割であると考えております。
自然治癒が望みにくい口腔疾患では、治療と共に日頃の予防が重要です。私たちは治療と口腔ケアについて患者さんの十分なご理解、ご納得が得られよう対話を大切にした診療を心がけています。

休診のお知らせ

8月16日(金)は終日休診です。
ご来院いただいております皆さまには大変ご迷惑をおかけ致しますが よろしくお願い申し上げます。

診療時間変更のお知らせ

令和6年10月1日より、診療時間を変更しております。
火曜日及び土曜日の診療時間を午前診療9:00~13:30、午後診療14:30~18:00とさせていただきます。
どうぞよろしくお願いいたします。

news&topics

[2024.11.01]  「医療情報取得加算」についてのお知らせ
[2015.05.19]  TBSテレビより、安原先生が取材を受けました。

この差って何ですかの取材集合写真
TBSテレビ「この差ってなんですか?」から「歯科医が考える良い歯科医」について取材を受けました。

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星陵日記

[2024.11.01] 骨膜の新たな役割:がんの進展を
阻む防御機構 ~Nature, vol.634
[2023.09.15] 漂白(ホワイトニング)ってよく聞くけれど、何なの?
[2024.10.02] 口腔がんについて知ろう [2023.08.14] 上顎洞挙上手術とは
~サイナスリフトの有効性~
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2024年11月01日  骨膜の新たな役割:がんの進展を
阻む防御機構 ~Nature, vol.634

こんにちは。秋の訪れとともに少し肌寒さを感じる季節になりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
今回は、最新の骨とがんの研究から得られた興味深い知見をご紹介いたします。

我が国における死因の第1位は「がん」であり、年間30万人以上がその命を奪われています。
がんは発生した場所(原発巣)に留まらず、がん細胞が周囲の組織に広がり(浸潤)、さらには血液やリンパの流れに乗って他の臓器へ移動(転移)することで、私達の生命を脅かします。
部位別の統計では、大腸がん、肺がん、胃がん、乳がんなどは国内で特に罹患率が高く、身近な病気だと感じている方も多いのではないでしょうか。
世界的に見ると、首から上の領域に発生する「頭頸部がん」も6番目に多いメジャーながんであり、その中でも最も頻度の高いものの一つが我々歯科医師の診療対象である「口腔がん」です。
口腔は、粘膜の直下に骨が存在するユニークなバリア部位です。
口腔がんの多くは口腔粘膜で発生しますが、進行すると腫瘍が直下の顎骨に浸潤し、患者さんの生命予後やQOL(生活の質)を著しく低下させてしまいます。
そのため、口腔がんの骨への浸潤メカニズムの解明と効果的な治療法の確立は喫緊の課題とされてきました。
骨の表面は「骨膜」とよばれる薄い膜状の組織で覆われており、がんが骨に浸潤するためには、まず骨膜に侵入する必要があります。

東京大学の塚崎雅之先生、高柳広先生を中心とする研究グループは、この点に着目し、骨を包む「骨膜」が口腔がんの骨浸潤において重要な役割を果たしているのではないかと考え、研究をスタートさせました。
まず、口腔がん患者の検体を詳細に解析した結果、がん細胞が骨に近づくと、骨膜の厚みが3~4倍に増加していることを見出しました(図1)。

次に、マウスを用いた口腔がん骨浸潤モデル(ネズミの頭頂部にがん細胞を注射で打ち込む実験)を新たに開発し、マウスの口腔がん病変を1細胞レベルの解像度で遺伝子発現解析を行ったところ、がん細胞が近接した骨組織では骨膜細胞が増加し、プロテアーゼ阻害因子Timp1(Tissue inhibitor of metalloproteinase-1; タンパク質分解酵素であるマトリックスメタロプロテアーゼの活性を阻害する因子)の発現が顕著に増加していることが確認されました。
Timp1の骨浸潤における役割を生体レベルで検証するため、Timp1遺伝子を欠損させたマウスを解析した結果、Timp1欠損マウスでは、がんの骨への浸潤時に骨膜の肥厚が見られず、通常のマウスよりも骨浸潤が著しく進行して早期に死亡することが確認されました(図2)。

このことから、骨膜の肥厚はがんの骨浸潤を物理的に抑える「盾」として機能している可能性が示唆されました。

少し複雑な話になってしまいましたが、今回の研究でわかったことを簡単にまとめると、以下の通りです。

・がんが骨に近づくと、骨膜の細胞が Timp1 という物質を分泌する
・Timp1によってコラーゲンなどの物質が分解されず蓄積するため、骨膜が厚くなる
・厚くなった骨膜は、がんが骨に広がるのを物理的に防ぐ「盾」として機能する

これまでがんに対する生体防御として免疫細胞の働きが重要であることはよく知られていましたが、骨膜のように免疫細胞ではない非免疫細胞が抗がん効果持つことは知られていませんでした。
塚崎先生らは、非免疫系細胞による新たな抗腫瘍システムを「Stromal Defense Against Cancer (SDAC)」と名付けました。今後、口腔がん以外の腫瘍でもこのシステムが働いているのか、また、非免疫系細胞はどのような仕組みで腫瘍を認識しているのか、といった点の解明が進むことで、画期的ながん治療法・予防法の開発に繋がることが期待されています。

また、「外的な刺激によって骨膜が厚くなる(骨膜反応)」という現象自体は、1739年にフランスの科学者デュアメル(Duhamel)によって発見されました。
しかし、この現象は長らく、単なる炎症の副次的な反応と見なされ、その生物学的な意義やメカニズムについては約300年もの間解明されていませんでした。
今回の研究は、この300年にわたる謎に対して、一つの答えを提示する可能性があります。

日々の診療や日常生活で何気なく目にする現象の中に、未解明の謎がまだ眠っているかも知れません。
中には、誰も気づかなかった現象や、幾千人が何世紀にもわたり挑戦しても解き明かされていない謎もあるかも知れません。
基礎研究の醍醐味は、そんな未知の世界へ一歩ずつ近づき、ときには発見の瞬間に立ち会えることにあります。
未解明の謎に挑み、見えないつながりを紐解くことで、世界は少しずつ新しい姿を見せてくれるでしょう。
この壮大でロマンに満ちた探究の旅に、皆さんも一緒に出かけてみませんか?

参考文献
Nakamura, K., Tsukasaki, M., Tsunematsu, T. et al. The periosteum provides a stromal defence against cancer invasion into the bone. Nature 634, 474–481 (2024). Johnson, D.E., Burtness, B., Leemans, C.R. et al. Head and neck squamous cell carcinoma. Nat Rev Dis Primers 6, 92 (2020). 東京大学プレスリリース「がんの進展を骨膜が止める―がんの進行を抑える新規治療の開発に道―」

Information

『2015年版 日本の歯科100選』に当院が掲載されました。


ごま書房新社より出版された「2015年版 日本の歯科100選」に当院が掲載されました。

全国の歯科100医院の最新情報が紹介されています。ご来院の際は是非ご一読ください。

2015年版 日本の歯科100選掲載記事


『歯周病は薬で治る!』に当院が掲載されました。

book_shishubyo.png
内服薬にて歯周病を治療する『歯周内科学』に関する本が出版され当院も研究会会員として掲載されています。
内服薬による歯周病の詳細につきご興味のある患者さんに同誌をお分けしております。
ご希望の方は歯科相談・お問合せへメールまたはお電話にてご連絡ください。


ブライト歯科・矯正歯科クリニックへのアクセス

住所:千葉県千葉市若葉区東寺山町422-1(コープ東寺山町店内)

駐車場 180台

           
科目
午前診療
(10:00∼13:30)
午後診療
(14:30∼19:00)

※休診日:祝日

※火曜日・土曜日の診療時間は、9:00∼13:30 14:30∼18:00です(矯正診療日は19時まで)。
※日曜日は、午前10:00~14:00 午後15:00~19:00迄です。

※学会等で、診療時間が変更する場合があります。